6/23 神山をきく 雨編レポート

7月に入り、近所では熊蝉がうるさく鳴き始め、いよいよ夏がやってきたという感じです。
さて、6月の神山をきく春日山原始林さんぽの雨編。雨の中を歩いてみたいという7名の参加者の皆さんと一緒に歩いてきました。
当日集合時はまだ、パラパラ程度。このくらいであればちょうどよいくらいだなと思い。いつもの「耳すま」ポイントへ。

目を閉じて音をジーッときいたり、目をつぶって歩いたりしながら体を森へ慣らします。雨音がポツポツと音を立てて少し強くなってきたので、
ここで皆さんレインウェアを着てもらい、雨の森の中へ。

滝坂の道は、ムクロジの花の絨毯。降りゆく雨が小さな流れとなり、小さな花が流れていきます。
少しずつ雨脚が強まりましたが、おかげでタゴガエルさんがピョンピョンと飛び跳ねその跳躍力を楽しむことができました。
雨により森の中は薄暗くなりますが、幻想的な風景の中で浮かびがる石仏なども雨の森ならでは。
ゆっくり歩きながら首切り地蔵の休憩所までたどり着きました。

お待ちかねのお弁当は、きたまちにある「ごはん芽屋」にお願いしました。きれいな彩りのお弁当に皆さん大満足。
大和茶のほうじ茶と一緒に楽しんでいただきました。

後半は広い遊歩道をゆっくり歩きながら下ります。
写真を取るのをすっかり忘れてしまいましたが、この日は、タゴガエルのほか、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、ニホンヒキガエル、サワガニ、青い大きなミミズ「シーボルトミミズ」にも出会えました。小さなカタツムリなども元気に這い回り、雨の日の生き物たちがいきいきしていました。
また、ヤマビルの登場も多々ありましたが、笑顔でお迎えして対応。
今回、なんとメキシコの方にも参加いただきましたが、メキシコにはヤマビルがいないらしく、その動きに興味津々でした。

雨の森を歩くというのは、普段なかなかできないこと。今回は思い切って参加していただいた皆さんには、
良い体験をしていただけたかなと思います。そして、今度は違う季節の違う森の姿を体験していただきたいと思いました。

一方で、先日までの豪雨、長雨の影響で通行が危険と判断され、現在(2018/7/12)奥山ドライブウェイを含む春日山遊歩道は通行止めとなっています。
奈良公園事務所ウェブサイト http://www.pref.nara.jp/item/195098.htm#moduleid52244
春日山では、長雨による土壌の流出や土砂崩れ、倒木などが増えています。ここ数年の異常気象が地球温暖化による気候変動によるものなのか、確かなことは言えませんが、原始林内の地面を見れば下草などの下層植生が貧弱なのは明らかです。千年以上に渡り維持されてきた森も、その魅力が大きく損なわれ姿を変えていってしまうということが、現実に起き始めているのをヒシヒシと感じています。
今回参加された方にも感じてもらえた春日山原始林の素晴らしい自然をなんとか守り、繋いでいきたい。
今、自分にできることをやっていくしかないと思いながら、少し焦っている。
そんな今日このごろです。

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