20171229春日山歩き納めレポート

2018年となりました。
今年も宜しくお願い致します。

さて、昨年末に実施した歩き納めのレポートをアップします。
今回も無茶な日程でしたが、facebookとウェブサイトで発信して2名の方にご参加いただけました。
お二人とも県外でしたので、ここから更に多くの方へ知ってもらえると良いなあと思いながらのスタートです。

春日大社の国宝殿で待ち合わせをして、まずは春日大社へ。
年末ということもあり、お正月のシフトが引かれた春日大社は、いつもの参拝所ではなく、特別参拝の入り口付近が
お賽銭する場所となっていました。

お参りした後、春日大社の神様のお話などしてから、ゆっくりと高畑方面へ。
今回の参加者のお一人は、自然体験活動の指導者の方だったため、お互いの引っかかるポイントでゆっくり楽しんでしまい
なかなか先へ進まず。春日大社から滝坂の道の入り口までに要した時間は1時間半程度。普通のツアーでは考えられないペースです(笑)。

やっと森へ入ったところで、身体と五感の体操。簡単なストレッチをしてから、目を閉じて音を聞いたり、地面の苔や小さなものに注目してみたり。
寝転んでみたり。道へ入ってすぐのスペースに地面に這いつくばってゴロゴロして、森に馴染んでもらいました。

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その後は、滝坂の道を歩きながら、幾つかの木の実をご紹介。定番とも言えるムクロジの他、この日は特にカラスザンショウがよく目につきました。ほかにも、ムベの実、サルナシなどの食べられる実などもみつけることができました。

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他にも個人的に気に入っている倒木の「龍」や蔓と木がくっついてしまっているものなど、不思議なものに注目して歩いてみたり、

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ルーペで苔を眺めたり。終始ゆったり。

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首切地蔵に到着して、昼食としました。ただ、この日は、ほとんど日が差さず森の中はシンシンと冷え込みましたので、持ってきた味噌玉をお湯で溶いて即席味噌汁を作って食べ。しばし休憩。首切地蔵の話やこの場所にあった大杉の話などしたほか、参加者のお二人といろいろお話させていただきました。

お腹も満たされ、少し温まったところで移動です。まだまだ道の3分の1程度。ペースが遅すぎで不安になるくらい(笑)
滝坂の道から、春日山遊歩道を芳山交番所まで。道端の植物にいた蝶の幼虫や、大杉に絡みついた藤蔓などを眺めながら歩き、一旦道を戻る形で春日山石窟仏へ。
何故顔が欠けているのか、ひょっとすると廃仏毀釈の影響?など、若干の想像力も働かせながらお話させていただきました。

ここからは、奥山ドライブウェイ。でも基本ダラダラ。個人的に大好きなタマミズキの実を見つけたり、キノコを見つけたり。木に絡む蔓性植物の勢いを楽しみます。ゆっくり歩いて、世界遺産の記念碑にたどり着いたら、赤い橋を渡って鶯の滝へ。ホオノキの大きな葉っぱや岩場に隠された顔を楽しんだり。また、このあたりにはまだ残っているササにもシカの食痕を確認したり。植物だけでなく、動物の気配も探して歩きます。

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鶯の滝の階段まで来たところで、歓喜天の塔を見ました。これまで何度となく歩いていましたがまじまじと見るのは初めてかも。という思いから、久しぶりに興福寺別院歓喜天(跡)へ。ここは既に災害により建物は撤去されて寂しい限り。残された鐘楼や狛犬がさみしげでした。

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ここから階段を下って、鶯の滝へ。誰もいないと思ったら、先客がお二人。なんとイギリスからの若い旅行者でした。ちょっとだけ日本語がわかるらしく、少しコミュニケーションを取った所、やっぱり「シカサイコー」という反応でした。なぜか帰り際に「はじめましてー」と挨拶されて別れたあと、滝の近くへ降りてしばしマイナスイオンを浴びます。
この日の滝壺はいつにも増して水量が多くなっていました。

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いつもならサワガニをさがすのですが、寒いので断念し、今度は遊歩道へ向けてのぼります。この日、一番汗をかいたかもしれない、ささやかな山道。後半となりくたびれてきたこともあって、口数が減ってきています。しかし、ここで発見。

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散乱する羽毛。よく調べてみると足があったり、内蔵があったり。被害者は、足の大きさからするとヒヨドリくらいのサイズの鳥(時期的にひょっとするとシロハラかなと思いました)、分からないのは加害者です。周辺ざっとしか見ていないのですが、頭もなく非常に綺麗に食べている。キツネなのかアライグマなのか。。。それでも、この森できちんと生命の営みがあることに少しうれしく思ってしまいました。

そんな衝撃的な発見もあり、そこから一気に遊歩道へ。人工林と原始林の違い、甚大なナラ枯れ被害の跡、大きなヤマザクラ。時折指す陽の光が森を照らす光景。
森の中を数頭の群れで移動するシカや、突然走り出すイノシシの姿にも遭遇し、生き物の住処である美しい春日山と、危機的な森の側面の両方についてお伝えし、見ていただきました。

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そして、ようやく若草山山頂!
しかし寒い!昨年よりもなお寒いくらいの天候でした。曇り空のためスッキリとした夕焼けというわけにはいかず、寒さに耐えかねてすぐに下山しましたが、山頂から見える大和盆地の美しさを実感していただきました。

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その後、ゆっくりと暗くなる道へ入り、上を見上げると、樹々の樹冠がくっきりと。樹々の梢が重なり合うことなく別れている「樹冠の譲り合い」を見ることができます。熱帯雨林ではもっとくっきりと見えるようなのですが、春日山原始林でもその雰囲気は感じられるかと思っています。

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暗くなってくると目よりも耳が敏感になってきます。すると、ムササビの声が。しばらくじっと聞き耳を立てていたら数匹が動き回り滑空する姿も見ることができました。さらに懐中電灯で照らしながら歩いていけば、鹿の親子にも遭遇したり、今回の森歩きでは、いつもよりも森の動物達の存在を色濃く感じる事ができました。

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結局、最終的に近鉄奈良へ到着は18時。9時集合して9時間の行程。寒い一日でしたが、今回も森の新しい面や素敵な一面を自分自身も確認することができました。
そんなこんなで2017年が暮れていきました。

2018年。もうスタートしていますが、どんな年になるでしょうか。
スギヤマは本厄なのですが、既に厄払いを済まし、おみくじは大吉。いい年にしかなりません(笑)。
BOKUNARAとしては、春日山については無理のないペースでツアーを続けていく予定です。
ツアー以外でも日程が合えば対応可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。
金額の目安はツアーのページを御覧ください。

それでは、皆様2018年も健やかにお過ごしくださいませ!

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